はじめに:なぜ「eスポーツ×大学」が注目されているのか?
近年、「eスポーツ」は世界的な市場拡大とともに、日本でも教育分野に急速に浸透しています。文部科学省が「ゲーム=遊び」という固定観念を脱却し、デジタル技術の活用や競技性の高さに注目し始めたことで、大学でもeスポーツを学べる学部・学科が次々と誕生しています。
eスポーツ業界では、プレイヤーとしての活躍に加え、チーム運営、配信技術、スポンサー営業、イベント企画、データ分析など、職種は多岐にわたります。こうした多様なキャリアの可能性を背景に、大学でeスポーツを本格的に学ぶことに関心を持つ高校生が増えているのです。
eスポーツを大学で学ぶ3つのメリット
1. 専門的な知識と実践の両立ができる
大学では、ゲームの操作技術や戦術だけでなく、心理学、データ分析、チームマネジメント、映像配信技術など、eスポーツに必要な周辺知識も体系的に学べます。たとえば、スポーツ科学の観点から「集中力の維持」や「パフォーマンス管理」について学ぶことも可能です。
また、大学にはeスポーツ専用施設や最新の機材が整備されているケースも多く、プロさながらの環境で実践力を高めることができます。
2. キャリアの幅が広がる
eスポーツは単なる「競技」ではなく、成長産業です。プロゲーマーを目指すだけでなく、次のようなキャリアも視野に入ります:
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eスポーツイベントの企画・運営
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ゲーム実況や配信技術を活かしたメディア事業
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eスポーツチームのマネージャーやコーチ
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ゲーム企業のマーケティング・広報担当
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eスポーツ教育の指導者
大学での学びを通じてこれらの分野に進むことができるため、「将来の不安」を抱えることなく、自分の得意や興味に応じたキャリア設計が可能です。
3. 社会的認知と評価の向上
過去には、「ゲームを学ぶなんて…」という否定的な声もありましたが、近年はeスポーツが「教育の一環」「ビジネスの一領域」として正しく評価されるようになってきました。実際、複数の大学でeスポーツ学科や専攻が設けられ、産学連携プロジェクトや国際大会への出場実績も増えています。
大学でeスポーツを学ぶことは、単なるプレイの延長ではなく、社会に貢献する新しいスキルの獲得につながっているのです。
志望動機の書き方:eスポーツを学ぶ想いをどう表現する?
大学の入試において、志望動機は単なる「興味の表明」ではなく、「その大学・学部でなければならない理由」「将来の展望との結びつき」が求められます。eスポーツという新しい分野においては、以下の3点を押さえることが効果的です。
① 自身の経験・関心との関連づけ
「幼少期からゲームに親しんできた」「高校時代にeスポーツ部に所属して大会に出場した」「配信活動を通じてゲームと人をつなげる喜びを知った」など、自分自身の体験とeスポーツとの接点を具体的に書くと説得力が高まります。
例:
「高校時代、eスポーツ部のキャプテンとして全国大会を目指す中で、個人技術の向上だけでなく、チームメンバーとの戦略共有やコミュニケーションの重要性を痛感しました。大学ではこの経験をもとに、eスポーツのマネジメントや心理的支援について専門的に学びたいと考えています。」
② 大学の特色と学びたい内容を結びつける
「なぜその大学なのか?」を説明するためには、大学のカリキュラム、施設、教員陣、産学連携の取り組みなど、具体的な要素を取り上げることが重要です。
例:
「貴学では、eスポーツの実技だけでなく、データ分析、メディア運用、スポーツマネジメントなど幅広い領域を横断的に学べるカリキュラムが整備されており、将来eスポーツ業界の広報職を目指す私にとって理想的な環境です。」
③ 将来のキャリア展望につなげる
eスポーツ業界でどのような職種・役割を目指すのか、大学での学びをどう生かすのかを明確にすることで、熱意がより強く伝わります。
例:
「将来的には、eスポーツチームのマネージャーとして選手育成や大会運営に関わりたいと考えています。大学で得た知識と経験を活かし、国内eスポーツ業界の発展に貢献できる人材を目指します。」
eスポーツを学べる主な大学と特徴(日本経済大学を含む)
現在、日本国内ではいくつかの大学がeスポーツ関連の専門教育を提供しています。以下に代表的な大学を紹介します。
・日本経済大学(経営学部 eスポーツビジネス専攻)
福岡キャンパスを中心に、eスポーツと経営学の融合を目指した教育を展開。プロeスポーツ選手の育成だけでなく、マネジメント・イベント運営・スポンサーシップ・コンテンツ制作など、eスポーツを「ビジネス」として扱う力を養うことができる。キャンパスにはeスポーツ施設が完備され、学内大会や外部イベントへの参加機会も多い。
・東京情報大学(総合情報学部)
eスポーツ専用の演習室や機材を完備。eスポーツ演習やプロジェクト型学習を通じて、プレイ技術だけでなくプロモーション、チーム運営、心理サポートなどの周辺分野も学習可能。
・名古屋経済大学(経済学部スポーツ経営学科)
スポーツビジネスの一環としてeスポーツを捉え、マーケティングやイベント運営を体系的に学ぶカリキュラムを提供。
・大阪電気通信大学(情報学部)
eスポーツにおける技術・運営・教育を包括的に学べる環境。企業連携や学外大会への参加も積極的に行われており、実践経験が豊富。
・神戸電子専門学校(eスポーツエンジニア学科)
専門学校ではあるが、eスポーツに特化したゲーム開発、配信技術、プロゲーマー育成など即戦力人材の育成に強み。
まとめ:eスポーツへの情熱を「志望動機」に昇華しよう
eスポーツは、単なる趣味や遊びから「学問」へと昇華されつつある新領域です。大学でeスポーツを学ぶことは、ゲームへの情熱を将来のキャリアへとつなげる重要なステップです。
志望動機を書く際には、自身の経験、大学の魅力、そして将来の目標という3点を意識しながら、自分らしい言葉で熱意を伝えることが大切です。eスポーツを「真剣に学びたい」という気持ちが伝われば、きっとあなたの志望理由は評価されるでしょう。
日本経済大学を含む複数の大学では、オープンキャンパスやeスポーツ体験会も実施しています。まずは体験し、自分に合った大学を見つけることが第一歩です。
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